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啓心会について

ASSOCIATION

ごあいさつ

GREETING

日本空手道啓心会は、71年前の1951年(昭和26年)に日本の近代空手界の先駆者である高澤正直先生により創立されました。空手の道を志す多くの同志が高澤先生を師事し、1人、2人と集まり、今や全世界に広がっております。

多くの先生方の努力と苦労により海外にも進出し発展した啓心会がこのような長き歴史を積み重ねられてきたとは誠に素晴らしいことであり、大変喜びを感じております。

啓心会は「空手に先手なし」「拳禅一致」を目指しており、その言葉だけでなく自分の身体を通じて長い間の修練の中に自分の身に着いた「道」としての空手のしめる位置は、人生においても非常に大きいものであります。体の鍛錬だけではなく、心の修練も同じように必要であり、どちらが欠けてもならないことを「拳」と「禅」の双方の視点から伝える「究極の教え」を教授しており、真実の人間になるには「拳禅一致」の世界を尊重し、「人間の道」について深く理解することが必要になります。

現代のスポーツ精神と武道精神を各人が身に付ければ世界平和になる事は必然であると考えており、勝ち負けのみではなく、人と人とのつながりや思いやり、優しさ、どんな困難でも乗り越える精紳カ、武道の基本の礼儀礼節を重んじ、鍛錬する人間形成に取り組んでおります。

今日、時代とともに空手も変わってきている中、創設70有余年の啓心会はその時代の流れに融合しながら、本質は変わることなく今後も正当伝統空手を継受していき、空手道精神の素晴らしさ、啓心会の素晴らしさを日本のみならず世界の多くの方々に広め、地域社会とともに成長を続けて100年、200年続くよう邁進してまいります。

日本空手道啓心会 会長 山﨑 榮一